図面を描く事の重要性
前に何度か書いたテーマですが、現在計画中のリフォーム物件で
気がついたのでブログに記録しておこうと思います。
リフォームでクライアント様に提案する場合の図面は
3次元CGだけでも良いですね
分かり易くて直感的に提案内容を表現できます。
私の場合は設計と同時に工事の計画を練るのですが
その時に必ず2次元の図面(平面図、断面図)を描きます。
それは建物の構造を理解する為です。
天井裏や床下など潜って調査を行っても、壁中など見えない部分は
ありますがそのあたりは過去の経験で予測します
(予測が外れる事もあります(;^_^A)
今回は1階の寝室隣のトイレリフォームの設計中に2階との
構造バランスが悪い事に気づきました。
大きな地震が起きたら、2階で起きた揺れの力に1階の柱が
耐えられず一部倒壊する危険性があると予測されます。
築30年以上経過しているので過去に設計した人が無頓着だったのか?
元受けの工務店の言うがままに何も考えずに間取り図のみで設計をしたのか?
部材を加工した大工の棟梁は、この設計に疑問を抱かなかったのか?
その設計者は廃業してますので知る術はありません。
今回の依頼内容はトイレのバリアフリー化と内装のリフォームなので
言われたままの仕事を行えば楽なのですが、そんな仕事なら
誰でもできます。
大切なのはクライアント様の為に一歩踏み込んだ提案ですよね。
事前にキチンと設計する事により、工事中のトラブルを予測できます。
その分のコストはかかりますが、無駄なコストではなく災害や
トラブルから家と財産と生命を護る為のコストだと考えています。
クライアント様に見積書を提出し色分けした図面で今回のリフォーム内容を
説明し了承をいただきました!ありがとうございます(*^。^*)
見える部分だけ綺麗にリフォームし最新の設備機器を取り付けてハイ完成!
こんな業者が少なからず存在します。
建設業許可を必要としない程度のリフォーム業は割と誰でも開業できます。
これは非常に大きな問題ですね。
我々も100%完璧な工事が出来る訳ではありません・・・
与えられた条件の中で最大限の工事をしたいと考えています。
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