誰の為の現場管理?
先日、建築専門誌の記事と言うか広告のような記事で気になる事がありました。
こんばんは川合工務店一級建築士事務所の現場カントクりゅうじです。
現場に行かなくても現場管理(カントク)が出来るアプリが、あるそうです。
便利ですね。
現場への移動時間(往復)や交通費が節減できます。
便利ですね。
ちなみに、現場では職人が専用アプリをダウンロードした
スマホを使い動画を撮影し事務所に居るカントクと情報をやりとりする。
アプリ操作で作業を中断させられる職人は「おいおい」って感じでしょうし
猛暑の中の現場とエアコンの効いた事務所でのやりとりに疑問を感じます。
会社の現場カントクの人手不足や経費削減になるのでしょうけど
誰の為の現場管理?
会社の為?
違うでしょ!家づくりを依頼してくださるお客様の為!ですよね。
暑い現場で作業している職人さんにガリガリ君の差し入れを持って行って
休憩してもらってる間に現場のチェックをし問題になりそうな箇所を
指示したり協議したり、改善策を考えたり、作業が大変そうな部分は
手助けしたり・・・それが現場カントク業務だと思います。
確かに非効率です。
でも現場で自分で目で見て、汗をかきながら手を汚して空気を感じないと分からない部分はたくさんあります。
新たな気づきや、経験豊富な職人さんから知恵を貰う事が出来るのも現場の良いところです。
その経験が今後の設計や現場カントク業務に活かされていきます。
現場カントク業務はお客様の為であり
カントク自身の能力向上の為でもあります。
その機会を、効率化の元に会社が奪ってしまうのは疑問を感じます。
効率化の問題の前に、カントクが殆ど現場に来ない住宅会社も居ますけどね(笑)
小奇麗に完成してしまえば、分からなくなる
これがこの業界の闇の部分ですね。
まとめると・・・
現場には毎日行きましょう
自分の目で見ましょう
お客様により良い家を提供しましょう
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