順番が逆
こんにちは川合工務店一級建築士事務所の現場カントクりゅうじです。
先日、とある古民家所有の方から雨もり修理の相談を受けました
現場調査に伺うと築100年は超えているであろう古民家・・・
屋根に登ると古い土瓦の複数個所に亀裂があります
外壁も板張りのまま、窓も古いですね。
家の中に入ると、内装はキレイにリフォームされています。
間取りの変更は少しだけで、内装材を張り変えて新しいキッチンやバスを
据えるだけの、どこの業者でも出来るレベルの仕事です。
結論から言うと順番が逆!
まず屋根や外壁、窓廻り、構造強度などを改善し最後に内装や設備機器設置するのが筋です!
建築業者側からすれば内装工事の方がラクなので、早く完了させてお金の回収もスムーズに行いたい言ったところでしょうか?
家主様側にも事情があったのかもしれませんが、請け負った業者の良識を疑います。
内装がキレイになっても雨もりしたら台無しです。
家主様に内装工事をした業者の事を聞いても、お茶を濁されたので多分揉めたのでしょうね・・・
屋根の改修にどのくらい掛かるか知りたいと言われたので、概算でいくら掛かる事を説明した上で瓦の亀裂部分を手持ちの瓦コーキングで処置。
雨もりが再発する可能性は十分にある事を伝え、施工費用はいただきませんでした。
本見積を行うか否かは再検討するそうです。
おかしな業者にやりやすいようにリフォームされて、なんだか気の毒ですね・・・。
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大分県佐伯市弥生 川合工務店一級建築士事務所ブログ
「OPEN LIFE 家を設計して建てる日記Ⅱ」
作成者 代表取締役 川合竜二