手刻み
キッチンの後ろにスタディコーナーのある家の上下水道接続工事を開始しました。
この後、地盤改良工事から基礎工事になります。
梅雨までに屋根や外壁工事を完了させるつもりでしたが、このままのペースで進むと難しい状況です。
人員を増やして突貫工事をすれば可能ですが、そのようなやり方では雑になるのは目に見えています。ひとつひとつ丁寧に行う弊社のやり方に反しますし何よりもお客様の為になりません。
当初の予定では構造材の加工を外部のプレカット(機械加工)工場に委託して行うつもりでしたが梅雨明け後の上棟を計画するのなら大工職人による手刻みも可能です。
現在のプレカット技術は優秀ですが、大工の手刻みの方が勝っているとワタシは思います。その違いは上棟後に梁の上を歩くと分かります。
手刻みの家は筋交いが入る前の素組みの状態でも揺れません。それだけ木と木がガッチリ組み合わさっている事の証明です。
手刻みを行う前に一本一本の材を、大工職人が木の癖を読みながら選択していくのもメリットですね。
デメリットはプレカットに比べコスト増にはなる事・・・その分はサービスでも良いかなとも考えています。
こんなやり方は経営者失格だとは思うのですが、何でもかんでもスピードや効率が優先される世の中にあって、こんな時代遅れな工務店があっても良いかなとも思います。
時代遅れと言っても構造計算や断熱の計算はしっかりと行い設計します。
耐震等級3断熱等級4いずれも品確法最高等級です。
地盤調査の判定はギリギリセーフな感じでしたが、お客様との話し合いの結果、地盤改良を行う事にしました。液状化の心配のある地域なのでその対策も講じます。
この先が楽しみです(#^^#)
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