佐伯市で家を設計して建てる日記

佐伯市で家の設計と現場監督を楽しみながら行う毎日です。子育て世代の家づくりをサポートするパートナー。家づくりのアドバイザー 一級建築士 一級建築施工管理技士 

無駄な努力かもしれません

新築やリフォームを行う場合いくらかかるのか?

を計算した書類が見積書です。

過去の新築工事で競合他社の見積書を見て驚いたのは

1枚の紙に、小学生レベルの計算で

坪単価 x 坪数 + オプション =2000万円

なんてモノもありました。

仮にも2000万円近くする買い物の見積が紙1枚と言うのは

・・・お客様に失礼だと思います。

当然ですがお客様は、その住宅会社に見積の内容を記載した

明細書の提出を求めましたが

なかなか出してもらえなかったそうです。

それもそのはず、明細書を作るには図面が必要です

間取り図ではダメです。

詳細まで描かれた平面図、立面図、断面詳細図、

電気と配管の設備図、建具表、仕上げ表、

敷地配置図、基礎伏図、床伏図、梁伏図、

小屋伏図、屋根伏図

最低でもこれだけ必要になります。

これを描くのに数日間かかりますが、見積最優先仕様で

必要な部分の数量が調べやすいように描き進めます。

DSC08538.jpg 

あとは基礎工事から内装仕上げや設備関係まで各工事別に

単価x数量=金額を集計します。

これも根気の要る作業で、過去データなどもありますが

住宅は一軒一軒、カタチの違うオーダーメイド品なので

数日間かかります。

そうして作り上げたのが見積書になりますが

競合他社に負けた場合は無駄な努力になります。

住宅の分野ではあまり負けた事はありませんが

負けた時には数日間立ち直れません・・・(笑)

他社のように 坪単価 x 坪数 で表示すれば楽なのですが・・・

先代の頃から、お客様とお金のトラブルが無いのが弊社の自慢です。

それは、詳細まで作成した見積書による効果だと思います。

途中で工事変更が出ても、詳細見積があれば根拠のある数字での

変更見積が可能になりますからね。

楽な道に走らずに、お客様の為の家づくりに励みます。

拍手ありがとうございます!(*^_^*)

佐伯情報ランキング (今のところ1位)  

大分県ランキング (最高19位)

 ▽バナーをクリックするとランキングアップします